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組込みソフトウェアの現状
日本が得意とする先端的な工業製品の開発には組込み技術が不可欠です。
工業製品が高度になるにつれて、組込みソフトウェアは複雑化と巨大化が進み、
開発コストの高騰と困難な品質維持などの厳しい課題が顕在化してきました。
このような課題を解決する方法として、昨今、モデル駆動開発または
モデルベース開発と呼ばれる開発手法が注目されています。
この手法はソフトウェアに対する要求(仕様)からモデルをつくり(モデリング)、
このモデルからプログラムを作成する(自動生成することも可)ものです。
モデル駆動開発はこれからのソフトウェア開発の主流になると見られています。
課題解決のためのArgo Embetics
コストと品質の課題を解決するために、当社で開発しましたのが
組込みソフトウェアの開発ツール「Argo Embetics(アルゴ エンベティックス)」
です。
Argo Embeticsはモデル駆動開発の考え方に基づいており、
モデリングとプログラム自動生成の機能を備えています。
これらの機能によって製造コストの削減と安定した品質の実現が可能になります。
開発経過
Argo Embeticsは2005年から設計を始め、宮城県や仙台市の助成金の支援を受けて開発を続け
今日に至りました。この間、毎年横浜で開催されるわが国最大級の組込み総合技術展に、
2007、2009、2010、2011の各年に出展しました。
2009年10月には基本仕様版(Basic Edition、BE)を公開しました。
2010年4月には標準仕様版(Standard Edition、SE)を、
2011年6月には開発現場仕様版(Professional Edition、PE)の販売を開始しました。
なお、現在はすべてのエディション(版)において英語版を同時リリースています。
これまでの成果
これまでに会津大学、宮城大学、東北学院大学などの教育機関に導入されています。
Argo Embeticsに関する講義・講演を以下のセミナー等で行いました。
- ・産学連携専門教育プログラム(経済産業省アジア人財資金構想)
- 主催:会津大学、2010年3月
- ・産学連携専門教育プログラム(経済産業省アジア人財資金構想)
- 主催:東北大学、仙台ソフトウェアセンター、2010年12月
- ・IT業界次世代人材育成事業
- 主催:社団法人宮城県情報サービス産業協会、2011年8月
- ・モデルベース開発研修
- 主催:宮城県産業技術総合センター、2011年11月
- ・組込み総合技術展カンファレンス 設計・検証ツールトラック
- 主催:社団法人組込みシステム技術協会、2011年11月
組込み総合技術展で併催事業として行っているロボットコンテストに初参加し、
東北地区大会(参加34チーム)で競技部門2位、総合3位に入賞しました。
このロボットを制御するモデルとプログラムはすべてArgo Embeticsで
モデリングし自動生成しました。
市場と対応
Argo Embeticsのユーザ層は大きく2つに分けられます。
1つは組込みソフトウェアの開発を専門に行う組込み技術者です。
他は学生、電子工作愛好者、一般社会人などいわゆるコンシューマといわれる人たちです。
コンシューマは市場規模が大きいので本格的な参入を目指します。
Argo Embeticsは国内だけではなく国外でも通用しますので、十分海外展開が可能な製品です。
Argo Embeticsは原則としてインターネットで販売を行いますので、全世界を対象とした上で、
最初は韓国、台湾、中国、ベトナムなどのエリア、つぎはインドと欧米、さらには中南米へも
代理店などの協力を得て販売のエリアを広げていきます。そのために必要な言語サポートは、
すでに対応している英語のほかに、中国語やスペイン語への対応を進めます。
今後の開発計画
現在、自動生成されるプログラムの言語はC言語ですが、市場のニーズに合わせて
JavaやC++などにも対応できるようにします。Javaへの対応により、
現在普及が著しいAndroid上での制御プログラムも作成できるようになります。
いま、さまざまなCPUボードが開発されており、これからも続々と新製品が現れる
見込みですのでその市場は拡大します。たとえば、イタリア製のArduino(アーデュイノ)
というCPUボードは既に15万セットが販売されています。
このようなCPUボードの制御プログラムの開発にArgo Embeticsが使えるようにします
(Arduinoには一部対応済み)。
現在のモデル駆動開発は、モデルをつくり、モデルからプログラムを作成する
という2つの明確なステップに分かれています。Argo Embeticsでは将来の計画として、
プログラムの存在を意識せずに、モデルを実行という概念を取り入れていきます。
また、モデルの実行では仮想環境での実行(シミュレーション)を可能とし、
モデルの検証の効率化を実現します。
Argo Embeticsは、絶えず多様化と高度化が進行する市場のニーズと
環境の変化に対応するために進化を続けます。
今後の事業展開
これまで日本のソフトウェア産業は、広く世界で使われるようなソフトウェアの開発に
注力してこなかったため、日本のソフトウェアの国際競争力は皆無に近い状況です。
この状況を打開するための一助になることを願い、Argo Embeticsを世界に通用する国産の
ソフトウェアとして、国際的な地位獲得を目指します。
モデル駆動開発が今後の組込みソフトウェア開発の中心的な手法になることは間違いありません。
このような流れの中で、Argo Embeticsの発祥地である宮城・仙台が日本におけるモデル駆動開発の
先進地区になることを目標として、そのための取り組みを進めていきます。
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アルゴソリューションズ株式会社 TEL:022-227-2344(担当:菅原、宮崎) お問い合わせメールフォーム |